503号室家具No.1 2026

住んでいる503号室の家具製作プロジェクト。まずは本棚から制作することにした。棟梁はもちろん小倉くん。
まずは家の中のどこに本棚を置くかについて。本に日光が直接あたらないこと、本と本棚の重量によって床がへこまないことを条件に入れて考えた。 そしてできれば、単なる家具ではなくて、空間と一体化した本棚にしたい。それらを考慮した結果、西向きの腰窓の左側の位置に本棚を設置することにした。 ここならば直射日光から本を守れて、かつ梁上なので荷重をかけても問題ない。窓の横なので、空間と一体化した本棚をつくることができる。
設置場所の次は、いよいよ本棚の具体的な寸法について決定していく。価格、強度の面から材料は構造用合板t24をしようすることに。 本棚は上部の梁と横の開口部と一体化するために、それらの条件によってボリュームを決定する。棚の高さは蔵書に合わせて、350、300、220、208(207)に設定。(僕は本の上に少しスペースがあるタイプの本棚が好み) 部屋の巾木の高さ75mmに合わせてハカマを設ける。ハカマ、巾木の上に本棚が乗り、壁面にぴったりとつくように設計する。梁と本棚の上には施工誤差を考慮して5mmほどのクリアランスを設けた。 今後背板を一部欠き取り、窓枠部分をよけてよりしっかり納まるようにしていく予定である。
接合にはスリムビスL65mmを用いた。ボンドも使用するべきだろうが、面倒くさくてそこには至っていない。問題が生じた場合には観念してボンド接合しようと思う。 将来的にはダボによる接合に挑戦してみたい。これは今後の課題だ。 塗装もまだ行えていない。小さい金銭的負荷で良い仕上げにできるものを考えたい。
今後、収納棚、椅子、机などを順に制作していき、開口部と一体化した「部屋の中のもう一つの部屋」になる予定である。 また、家の中には収納場所が定まっていない衣類や小物、調理器具などが多数存在してしまっているので、これらも空間として解決していこう企んでいる。

[制作:小倉奏音 舟木健太郎]

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